イチジク品種ランキングTOP11!甘さ&育てやすさで厳選

イチジク品種ランキング
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イチジク栽培を始めようとしたとき、品種の多さに驚かれる方は少なくありません。苗木カタログを開けば、甘さや色、収穫時期が異なる数多くの種類が並んでいます。なんとなく選んでしまうと、自分の住んでいる地域の気候に合わなかったり、思っていた味と違ったりして後悔することになりかねません。長く付き合う果樹だからこそ、最初の品種選びは非常に重要です。この記事では、現役農家の視点から、それぞれの品種が持つ本当のメリットとデメリットを詳しくお伝えします。

この記事でわかること
  • プロが推奨する目的別のイチジク品種ランキングがわかる
  • 各品種の糖度や耐寒性といった具体的な特徴が理解できる
  • 初心者でも失敗が少ない育てやすい品種の選び方が身につく
  • 高級品種や世界一美味しいと言われる希少品種の知識が得られる

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目的別のおすすめイチジク品種ランキング

目的別のおすすめイチジク品種ランキング
  • 糖度ランキングで見る一番甘い品種
  • 初心者向けの育てやすい品種と苗木
  • 高級品種や珍しい品種の比較
  • 世界一美味しい品種の真実

糖度ランキングで見る一番甘い品種

甘さを最優先に考えるなら、従来の日本での常識を覆すような品種が存在します。

一般的にスーパーで見かける品種の糖度は15度から18度程度ですが、世界には糖度が20度を超え、時には30度にも達する品種があります。

特に甘さが際立つのが、イスラエル原産のヨルダンや、フランス原産のビオレソリエスです。

これらはまるでジャムや蜂蜜のような濃厚な甘みを持ち、酸味が少ないのが特徴です。

ただし、甘い品種ほど雨による裂果や鳥害のリスクが高まる傾向にあるため、家庭菜園では雨除け対策や防鳥ネットの準備が必要になります。

甘さを追求することは、栽培の手間と向き合うことでもあります。

初心者向けの育てやすい品種と苗木

初めてイチジクを育てる場合、最も重視すべきは環境適応能力と樹勢の強さです。

どんなに美味しい品種でも、枯れてしまっては意味がありません。初心者にまずおすすめしたいのは、ブラウンターキーです。

耐寒性が非常に強く、日本全国の広い範囲で栽培が可能で、失敗の少ない保険のような存在と言えます。

また、国内で最も流通しているドーフィンも、栽培マニュアルが充実しており、育て方が確立されている点で安心感があります。

これらの苗木はホームセンターや園芸店でも入手しやすく、スタートアップには最適です。

まずは強健な品種で栽培の基本を掴むことが、成功への近道です。

高級品種や珍しい品種の比較

直売所での差別化や、家庭菜園ならではの楽しみを求めるなら、市場にはあまり出回らない高級品種や珍しい品種が選択肢に入ります。

例えば、黒いダイヤとも呼ばれるビオレソリエスは、その希少性と濃厚な味わいで高値で取引されます。

また、皮が白く中が琥珀色のバナーネは、完熟すると輸送が難しいため、樹上で完熟させられる家庭菜園だからこそ味わえる極上の品種です。

これらは一般的な品種と比べて苗木の価格が高くなる傾向にありますが、収穫できた時の感動と味わいは格別です。

他の人と違うものを作りたいという方には、こうした個性的な品種の比較検討をおすすめします。

世界一美味しい品種の真実

イチジク愛好家の間で世界一美味しいと噂されるのが、ブラックマデイライタリアン258です。

これらはベリーのような風味と強烈な甘みを持ち、一度食べると他のイチジクに戻れないとさえ言われます。

しかしこれらは晩生種であり、日本の気候、特に秋が早く訪れる地域では完熟まで至らないリスクがあります。

また、ブラックマデイラなどは樹勢が弱く、ウイルス病にも弱いというデリケートな性質を持っています。

世界一の味を追求するには、鉢植えでの徹底した管理や、ハウス栽培などの設備投資が必要になる場合が多いのが現実です。


果樹農家が選ぶイチジク品種ランキング一覧

果樹農家が選ぶイチジク品種ランキング一覧
  • 【No.1】ドーフィン
  • 【No.2】バナーネ(ロングドゥート)
  • 【No.3】ビオレソリエス
  • 【No.4】ホワイトゼノア
  • 【No.5】蓬莱柿(ほうらいし)
  • 【No.6】ブラウンターキー
  • 【No.7】ロンドボルドー
  • 【No.8】ヨルダン
  • 【No.9】サルタン
  • 【No.10】ドリーミースイート
  • 【No.11】ホワイトエスキア
  • イチジク品種ランキングまとめ

【No.1】ドーフィン

日本国内で生産されるイチジクの約8割を占めるのがドーフィン(和名:桝井ドーフィン)です。

この品種が長く王座に君臨している理由は、圧倒的な育てやすさと実の大きさにあります。

果実は大きく見栄えが良く、皮が厚めなので輸送中の傷みも比較的少ないのが特徴です。

味はさっぱりとした甘さで癖がなく、誰にでも好まれる風味です。

ただし、雨が多い時期には味が水っぽくなりやすいという弱点もあります。

プロの農家にとっては、収量が安定しやすく計算ができる品種であるため、経営の基盤として欠かせない存在です。

初心者にとっても、栽培の基本を学ぶ教科書的な品種と言えます。

【No.2】バナーネ(ロングドゥート)

フランス生まれのバナーネ(別名:ロングドゥート)は、完熟しても果皮が黄緑色から黄色のままであるため、鳥に見つかりにくいという意外なメリットがあります。

その最大の特徴は、ねっとりとした食感と最高糖度20度を超える濃厚な甘さです。

完熟すると実が非常に柔らかくなり、蜜が滴るほどになるため、長距離の輸送には向きません。

しかし、その分、直売所や家庭菜園での価値は跳ね上がります。

樹勢が強く大きく育ちやすいため、地植えにする場合は十分なスペースを確保するか、定期的な剪定で樹形をコントロールする必要があります。

【No.3】ビオレソリエス

幻の黒イチジクとして知られるビオレソリエスは、近年非常に人気が高まっている品種です。

果皮は濃い紫色で、白い粉(ブルーム)をまとった姿は高級感があります。果肉は緻密で、イチゴジャムのような濃厚な甘みと適度な酸味が楽しめます。

しかし、栽培難易度は高めです。樹の勢いが非常に強く、枝葉ばかりが茂って実がつきにくい傾向があります。

実をつけるためには、肥料を控えめにする、鉢植えで根域を制限するといった工夫が有効です。

栽培にはコツがいりますが、成功すれば極上の果実を手にすることができます。

イチジク

【No.4】ホワイトゼノア

寒冷地にお住まいの方に特におすすめしたいのがホワイトゼノアです。

耐寒性が高く、北海道南部や東北地方でも露地栽培の実績があります。

果実は小ぶりですが、独特の芳香があり、生食だけでなくジャムやコンポートなどの加工用としても優秀です。

煮崩れしにくく、香りが残るため、保存食作りを楽しみたい方にも適しています。

病害虫にも比較的強く、あまり手間をかけずに育てられるため、週末農業や忙しい方にとっても頼もしい品種です。

【No.5】蓬莱柿(ほうらいし)

西日本を中心に古くから親しまれている蓬莱柿は、日本イチジクとも呼ばれます。

秋果専用で、酸味と甘みのバランスが取れた野趣あふれる味わいが特徴です。

完熟するとお尻の部分が大きく割れる性質があり、これが完熟のサインでもありますが、同時に雨水や虫が入りやすくなる原因にもなります。

雨除け対策を施すことで、品質を劇的に向上させることが可能です。

耐寒性も桝井ドーフィンより強く、関東以北でも栽培できるポテンシャルを持っています。

昔ながらのイチジクの味が好きという方には、外せない品種です。

【No.6】ブラウンターキー

世界中で栽培されているブラウンターキーは、その強靭さが最大の武器です。

暑さ寒さの両方に強く、土壌を選ばずに育つため、環境適応能力はトップクラスです。

果実はやや小ぶりで、味は素朴な甘さですが、安定して収穫できる点は大きな魅力です。

他の品種が気候不順で不作の時でも、ブラウンターキーだけは実をつけてくれるということも珍しくありません。

確実に収穫を楽しみたい方や、厳しい気候条件の地域で栽培する場合の最初の選択肢として推奨されます。

【No.7】ロンドボルドー

イチジク愛好家の間で評価が高いロンドボルドーは、フランス原産の秋果専用種です。

30g程度の小粒な実をつけますが、その中にはブラックベリーやラズベリーを思わせる濃厚な風味が凝縮されています。

糖度は25度前後に達し、皮が薄いため丸ごと食べることで、皮の酸味と果肉の甘みが混ざり合い、複雑でリッチな味わいを楽しめます。

特筆すべきは早生性で、他の品種よりも早い時期から収穫が可能です。

また耐寒性も強いため、収穫期間が限られる北国や寒冷地での栽培にも適しています。

【No.8】ヨルダン

イスラエル原産のヨルダンは、近年そのポテンシャルの高さから国内でも熱い視線を浴びている品種です。

特筆すべきは、最高で糖度30度にも達するという驚異的な甘さと、マイナス8度近くまで耐える耐寒性を両立している点です。

果実は60g前後で、濃紫色の皮と鮮やかな真紅の果肉のコントラストが非常に美しいのが特徴です。

ただ甘いだけでなく酸味とのバランスも絶妙で、濃厚な味わいを楽しめます。

また、若木のうちから実がつきやすい性質があるため、植え付けから比較的早い段階で収穫の喜びを味わえるのも大きな魅力です。

【No.9】サルタン

サルタンは、トルコなどの中東地域で広く親しまれている品種で、日本人好みの癖のない甘さが特徴です。

糖度は20度から25度程度で、まるで蜂蜜のような上品な風味と、ねっとりとした食感が楽しめます。

果実は40gから60gの中玉サイズで、樹勢が比較的落ち着いているため、過度な剪定をしなくても安定して実をつけてくれる育てやすさがあります。

ヨルダンと同様に、暑い地域の出身であるため日本の夏の暑さにも耐性を持っており、強烈な個性よりも、飽きのこない美味しさと栽培のしやすさのバランスを重視する方におすすめの優良品種です。

【No.10】ドリーミースイート

近年導入されたドリーミースイートは、その名の通り夢のような甘さを持つ白イチジクです。

最大の特徴は、大玉でありながら果肉が非常に柔らかく、ジューシーであることです。

糖度はしっかりと高いものの、雑味がなくクリアな甘さで、いくらでも食べられるような爽やかさがあります。

完熟果は非常にデリケートで、少しの衝撃で形が崩れてしまうため、市場流通にはほとんど乗りません。

自宅の庭で完熟を待ち、収穫したその場で味わう贅沢は、この品種を育てる人だけの特権と言えるでしょう。

【No.11】ホワイトエスキア

ホワイトエスキアは、20gから30g程度の非常に小さな実をつける品種ですが、そのポテンシャルは侮れません。

極小の実には強烈な甘みが詰まっており、糖度は安定して高くなります。

皮が非常に薄いため、洗ってそのままスナック感覚で食べることができ、子供から大人まで人気があります。

非常に豊産性で、枝を埋め尽くすようにたくさんの実をつける姿は圧巻です。

大きなスペースがなくても鉢植えで十分に楽しめるため、ベランダ菜園や限られたスペースでの栽培にも最適です。

イチジク品種ランキングまとめ

イチジク品種ランキングまとめ
  • 甘さを追求するならビオレソリエスやヨルダン
  • 初心者はドーフィンかブラウンターキー
  • 寒冷地での栽培はホワイトゼノアが安心
  • 完熟の美味を味わうならバナーネが最適
  • 西日本の気候には伝統ある蓬莱柿が合う
  • 希少性を求めるならロンドボルドーやサルタン
  • 樹勢が強いビオレソリエスは鉢植えや根域制限を検討
  • 完熟果は非常に柔らかく輸送には工夫が必要
  • 雨による裂果対策が品質向上のポイント
  • 秋の気温低下が早い地域は早生品種を選ぶ
  • 加工用なら香りの良いホワイトゼノアが良質
  • 育てやすさと味のバランスを考慮して選定
  • 複数の品種を植えて収穫時期をずらす
  • 苗木選びは信頼できる専門店を利用する
  • 自分の土地に合う品種を見つけるのが醍醐味
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