農業は「現場での経験」が大切ですが、同じくらい大切なのが正確な情報源です。天気や病害虫、作物統計、農薬の使用基準などは、必ず公式データや信頼できる公的機関を参照することが、安定した収量や安全な農産物の生産につながります。
このページでは、現役農家の私が日常的に活用している信頼できる10の公式サイトをまとめました。この記事をブックマークしておけば、どの場面でもすぐにアクセスでき、調べ物に迷わなくなります。
天気と気象の基礎ツール
気象庁(JMA)
農業は天気に左右される仕事です。作業計画を立てる際には気象庁のデータが欠かせません。特に「雨雲の動き」「アメダス観測データ」「農業気象指数」を活用することで、散水・防除・収穫の最適タイミングを決められます。
例えば、「翌日に強風が予想される場合」は、防虫ネットの補強や支柱の確認を前日に行うなど、作業の組み立てが変わります。経験と天気データを組み合わせることで失敗を防げます。
病害虫・農薬情報を調べる
病害虫発生予察情報(MAFF)
病害虫の流行は地域ごとに異なりますが、まずは全国の発生予察情報を把握するのが基本です。農林水産省が公開しているデータでは、「これから発生する可能性が高い病害虫」が一覧化されており、事前対策に役立ちます。
都道府県 病害虫防除所
全国データを確認した後は、必ず自分の地域の防除所の情報をチェックしてください。例えば、同じ「うどんこ病」でも地域や気候条件によって発生時期が違います。防除所のページでは「地域ごとの具体的な防除暦」や「推奨資材」が紹介されているため、実践的に活用できます。
日本植物防疫協会(JPPA)
病害虫防除に関する資料やパンフレット、最新のニュースをまとめているのがJPPAです。病害虫の基礎知識を得るときや、研修資料を探すときに重宝します。
経営や価格の参考データ
e-Stat(政府統計の総合窓口)
「どの作物がどれくらい生産されているか」「販売単価はどう推移しているか」などを調べたいときは、政府の統計ポータルe-Statを利用します。就農計画や販売戦略を考えるときの裏付けデータとして必須です。
農畜産業振興機構(alic)
alicでは、畑作物・畜産物の需給や価格動向を分かりやすく解説しています。市場価格の流れを把握することで、収穫時期や出荷量の調整にも役立ちます。家庭菜園レベルでも「野菜が安くなる時期」を先読みできるヒントになります。
技術・研究の深掘り
農研機構(NARO)
最新の研究成果や技術マニュアルを公開しているのが農研機構です。新品種の紹介や病害虫に強い栽培技術など、現場で活用できる情報が豊富です。特に新規就農者は、ここで研究ベースの正確な情報を拾っておくと安心です。
AgriKnowledge
農林水産研究情報のデータベースです。過去の論文や事例がまとまっており、ピンポイントなテーマを深掘りするときに役立ちます。例えば「トマトの水耕栽培における施肥管理」などの具体的な研究結果を検索できます。
認証と安全・品質管理
日本GAP協会(JGAP/ASIAGAP)
農産物の安全や持続可能性を高める「GAP認証」。その公式情報は日本GAP協会から確認できます。今後の農業経営を考えるうえで、食品安全や環境保全に関する基準は避けて通れません。家庭菜園の人にとっても、「安全な農産物をつくるための基礎知識」として学べます。
その他の必須リンク
農林水産省(MAFF)
農業政策、補助金、技術指導、農薬登録など、あらゆる情報の出発点が農林水産省です。困ったらまずここをチェックする習慣をつけましょう。
まとめ:信頼できる情報を味方にしよう
農業は「経験と勘」が大切だと言われますが、それだけに頼ると天候や病害虫の変化に振り回されてしまうことも少なくありません。天気予報や統計データ、研究成果などの公式情報を取り入れることで、より確実で安全な判断ができるようになります。
今回紹介した10の公式サイトは、日々の作業計画から経営判断まで幅広く役立つものばかりです。記事の中で紹介しているリンクをブックマークしておけば、必要なときにすぐアクセスでき、調べ物に迷うことがなくなります。
「現場の経験」+「信頼できるデータ」を組み合わせることが、収量を安定させ、失敗を減らす一番の近道です。ぜひこのまとめを活用して、あなた自身の農業に役立ててください。

