ブルーベリー栽培で多くの人が悩むのが剪定ですが、どこを切るべきか判断するには実を大きくするための剪定の目的を正しく理解することが近道です。適切な樹形や風通しを確保することは、病害虫を防ぎ、健康な株を維持するために欠かせません。品種の違いによって切り方も異なるため、ラビットアイ系かハイブッシュ系かを確認し、剪定の時期や作業上の注意点を守ることが重要になります。まずは花芽の見分け方を覚え、どこで枝先を切るかを判断しながら、切り口を保護するコツを身につけましょう。徒長枝や内向き枝、あるいは交差枝といった不要な枝を整理し、弱い枝の見分け方を参考にしながら、良質な実がつく結果枝を剪定して残すことが収穫量を安定させます。また、株元から出るひこばえについては、残す本数を決めて整理し、勢いのあるシュートを活かして次世代の更新枝を育てることで、長く栽培を楽しむことができます。力が必要な作業には、便利な電動剪定ばさみのおすすめを活用するのも一つの手です。
- ブルーベリーの品種や時期に合わせた正しい切り方の判断基準がわかる
- 実を大きく育てて収穫量を安定させる枝選びのコツを学べる
- 不要な枝を見極めて樹冠内の日当たりと風通しを改善できる
- 将来の収穫を支えるシュートや更新枝の適切な管理方法が身につく
ブルーベリーの剪定はどこを切る?基本の目的と時期

- 実を大きくするための剪定の目的と樹形や風通しの重要性
- ラビットアイやハイブッシュ系による品種の違いと剪定方針
- 初心者が知っておきたい剪定の時期と失敗しないための注意点
- 花芽の見分け方と剪定すべき個数や位置の判断基準
- 枝先を切るか切らないかの目安と切り口を保護するコツ
実を大きくするための剪定の目的と樹形や風通しの重要性
ブルーベリーの剪定において最も重要なのは、植物が持つエネルギーをどこに集中させるかをコントロールすることです。剪定をせず放置すると、枝先が混み合って小さな実が大量につきます。しかし、それでは一つひとつの実に栄養が行き渡らず、糖度が低くなったり、翌年の成長が阻害されたりします。
実を大きくするためには、あえて花芽を減らす作業が必要です。これにより、残った実に養分が凝縮されます。また、適切な樹形や風通しを整えることは、光合成の効率を高めるだけでなく、湿度による病気の発生を抑える物理的な防除としての役割も果たします。
剪定をしなかった場合におけるリスクについては以下の記事でも詳しく解説しています。
▶ブルーベリーは剪定しないとどうなる?実が減る原因と正しい切り方を解説
ラビットアイやハイブッシュ系による品種の違いと剪定方針
ブルーベリーには大きく分けてラビットアイ系とハイブッシュ系があり、それぞれ成長の特性が異なります。ハイブッシュ系にはノーザンハイブッシュとサザンハイブッシュが含まれますが、いずれも品種の違いに合わせた剪定方針を持つことが大切です。
| 特性 | ラビットアイ系 | ハイブッシュ系 |
| 樹勢 | 非常に旺盛 | 穏やかでコンパクト |
| 枝の数 | 多くなりやすく混みやすい | 限定的でまとまりやすい |
| 剪定の基本 | 迷ったら切る(強め) | 迷ったら残す(弱め) |
| 花芽の制限 | 全体の2/3程度を落とす | 全体の1/2程度を落とす |
ラビットアイ系は非常に成長が早いため、強めに切り戻して樹高を抑える必要があります。一方でハイブッシュ系は過度に切りすぎると株が衰弱する恐れがあるため、更新を意識しつつ慎重にハサミを入れます。
初心者が知っておきたい剪定の時期と失敗しないための注意点
剪定の時期は、樹木が休眠している冬の間、具体的には11月から2月頃が最適です。葉が落ちて枝振りがはっきり見えるため、初心者でもどこを切るか判断しやすくなります。
作業上の注意点として、芽が動き始める春先に強剪定を行うと、蓄えられた貯蔵養分を捨ててしまうことになり、その後の生育に悪影響を及ぼします。また、夏剪定は収穫後の形を整える程度にとどめ、秋以降の遅い時期に切ることは避けてください。遅くに切ると新しく伸びた芽が冬の寒さで枯れてしまうリスクが高まるからです。
花芽の見分け方と剪定すべき個数や位置の判断基準
ブルーベリーの枝には、実になる花芽と、枝葉になる葉芽の二種類がつきます。花芽の見分け方は、ふっくらと丸みを帯びて大きく膨らんでいるもの探すことです。対して葉芽は小さく尖った形をしています。
どこを切るかの判断基準は、枝の太さと花芽の数です。長さ20cm程度の充実した枝であれば、先端側に3個から5個程度の花芽を残し、それ以上ついている場合は先端を切り詰めて個数を調整します。これにより、過剰な結実を防ぎ、一粒のサイズを大きく保つことができます。
枝先を切るか切らないかの目安と切り口を保護するコツ
細くて短い枝の枝先を切るか切らないか迷った場合は、基部から落とすのが基本です。こうした弱い枝には花芽が1、2個しかつかず、実っても重さで枝が折れたり、質の低い実しか収穫できなかったりします。
切り方のコツとしては、芽の約5mm上をカットします。芽に近すぎると乾燥して芽が死んでしまい、遠すぎると枯れ込みが残って病原菌の温床となります。また、直径2cmを超えるような太い主枝を更新した際は、切り口を保護するために癒合剤を塗布し、雑菌の侵入や乾燥を防ぐことが株の長寿につながります。
ブルーベリーの剪定でどこを切るべきか枝の種類別に解説

- 徒長枝や内向き枝に交差枝を剪定するための基本ルール
- 弱い枝の見分け方と残すべき結果枝を剪定する際の選び方
- ひこばえの剪定で残す本数と株元の枝を整理するテクニック
- シュートの剪定と次世代の骨格となる更新枝の育て方
- 効率的に作業を行うための電動剪定ばさみのおすすめ
- まとめ:ブルーベリーの剪定でどこを切るか迷わないために
徒長枝や内向き枝に交差枝を剪定するための基本ルール
樹形を整えるために優先的に除去すべきなのが、いわゆる忌み枝です。株元や主枝から垂直に勢いよく伸びる徒長枝は、樹形を乱し養分を独占するため、基本的には基部から剪定します。
内向き枝は樹冠の内側に向かって伸び、日当たりを遮るため不要です。また、他の枝と重なり合っている交差枝は、風で揺れた際に擦れ合って樹皮を傷つけ、そこから病気が侵入する原因になります。こうした不要な枝を整理することで、樹体全体の通気性が向上します。
弱い枝の見分け方と残すべき結果枝を剪定する際の選び方
初心者が悩みがちなのが、残すべき枝と切るべき枝の区別です。弱い枝の見分け方は、太さがマッチ棒程度しかない細いものや、昨年の成長が5cmに満たない短い枝を探すことです。これらは養分を浪費するだけで、収穫には寄与しません。
一方、残すべき結果枝は、鉛筆ほどの太さがあり、色が明るく充実している枝です。こうした健康な枝に日光がしっかり当たるように周囲を間引くことで、翌年に大きな実を収穫できるようになります。
ひこばえの剪定で残す本数と株元の枝を整理するテクニック
地際から次々と発生するひこばえは、そのままにすると株元がジャングル状態になり、害虫の隠れ家になってしまいます。基本的には、細いものや場所が悪いものはすべて地際から切り取ります。
ただし、ひこばえは将来の主枝になる大切な予備軍でもあります。成木であれば、毎年1本から2本程度の勢いが良いひこばえを残す本数として設定し、それを大切に育てます。残すひこばえ以外の株元の枝を整理することで、根元まで風が通り、カミキリムシなどの被害を見つけやすくなるメリットもあります。
シュートの剪定と次世代の骨格となる更新枝の育て方
シュートとは、主枝から発生する強い新梢のことです。これは数年後に古くなった主枝と交代させるための更新枝として機能します。ブルーベリーの枝は5年も経つと生産性が落ちるため、常に新しい枝に入れ替えていくローテーションが不可欠です。
残したシュートは、そのまま伸ばし続けると高くなりすぎるため、冬の時期に目線の高さ程度で切り戻します。するとそこから側枝が発生し、翌々年にはたくさんの実をつける立派な結果枝へと成長します。
効率的に作業を行うための電動剪定ばさみのおすすめ

ブルーベリーの木が成長してくると、直径が2cmを超えるような太い枝を何十本も剪定する必要が出てきます。家庭菜園の初心者や、多くの株を管理する方にとって、手動のハサミで硬い枝を切り続けるのは非常に大きな負担となります。無理に力を入れると、切り口がガタガタになってしまい、そこから雑菌が入って株を傷める原因にもなりかねません。
どこを切るかという知識があっても、作業後半に握力が落ちてくると、正確な位置に刃を当てることが難しくなるという課題は多くの人が経験するものです。こうした作業の負担を劇的に軽減し、誰でも鋭い切れ味を再現できるようにしてくれる道具が、ケブテックの電動剪定ばさみです。
ケブテックの製品は、軽量でありながらパワフルで、力を入れずにトリガーを引くだけでスパッと枝を切り落とせるのが特徴です。初心者に向いている電動剪定ばさみは、誤作動を防ぐ安全機能が備わっており、かつ長時間使用しても疲れにくい重量バランスである必要があります。ケブテックには、枝の太さや作業量に合わせて選べる複数のモデルが展開されており、自分のスタイルに最適な一台を見つけやすいというメリットがあります。
こうした条件を満たすケブテックの道具は、作業効率を上げ、剪定をより楽しい時間に変えるための一つの選択肢になるでしょう。具体的なモデルごとの性能や選び方については、以下の記事も参考にしてみてください。
▶ケブテック電動ハサミ徹底レビュー|930・940・9035の選び方ガイド
まとめ:ブルーベリーの剪定でどこを切るか迷わないために
- 剪定の目的は実を大きく育てるために養分を分配し樹冠内部の日当たりを改善すること
- 樹形や風通しを整えることで病害虫の発生を抑え農薬の使用量を減らす効果が期待できる
- 品種の違いを把握しハイブッシュ系は弱めにラビットアイ系は強めに切るのが基本
- 初心者が取り組む時期は樹木が休眠している11月から2月までの冬の間が最適
- 注意点として芽が動き出した後の強剪定は樹勢を弱める原因となるため控える必要がある
- 花芽の見分け方はふっくらと丸い形を探し尖った葉芽と混同しないよう注意深く観察する
- 枝先を切る際は残す花芽の数を調整して収穫量と果実サイズのバランスを適切に保つ
- 切り口を保護するコツは芽の5mm上を切り大きな傷口には癒合剤を塗布する
- 徒長枝や内向き枝に交差枝といった不要な枝は基部から取り除いて空間を確保する
- 弱い枝の見分け方はマッチ棒のような細い枝を探して迷わず切り落とすことが大切
- 結果枝を剪定する際は鉛筆ほどの太さがある充実した枝を優先して残すようにする
- ひこばえの剪定では将来の主枝候補を数本残して不要なものは地際からすべて整理する
- 勢いのあるシュートを適切に管理して古くなった枝と交代させ更新枝として大切に育てる
- 電動剪定ばさみのおすすめは手の負担を軽減し切り口を滑らかに仕上げるための補助となる
- ブルーベリーの剪定でどこを切るか正しく判断して健康な株を維持し長期の収穫を楽しむ


