除草剤で失敗しない!効かなかった悩みを解決する現役農家実践の最強テク

除草剤で失敗しない!効かなかった悩みを解決する現役農家実践の最強テク 農業・園芸
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除草剤をまいたのに、雑草が枯れずにがっかりした経験はありませんか。実は、除草剤の効き目は製品の性能だけで決まるわけではありません。非選択性除草剤や選択性除草剤の違い、散布後に効果が現れる日数、効かないときの原因、地下茎植物への対策などを正しく理解することが不可欠です。

さらに、特定のしぶとい雑草を枯らす方法や、雨や気温といった天候条件、展着剤やノズルの工夫によって、その効果を最大化することも可能です。この記事では、私自身が農家として実践してきた経験を交えながら、あなたの状況に合わせた除草剤の選び方と、最強の効果を発揮させるためのテクニックを詳しく解説します。

この記事のポイント
  • 除草剤の種類や特徴を理解し、雑草や場所に合わせて選べる
  • 効果が出るまでの日数や効かない原因を把握して失敗を防げる
  • しぶとい雑草に最適な除草剤と散布方法を学べる
  • 効果を最大化する散布の工夫や注意点を実践できる

除草剤の最強効果を発揮!正しい選び方と使い方

  • 除草剤の種類と使い分け方
  • 除草剤は何日ぐらいで効く?
  • 除草剤が効かない原因と確認ポイント
  • 地下茎植物や多年生雑草への効果的な対策
  • 一番よく効く除草剤は何?

除草剤の種類と使い分け方

除草剤を選ぶ上で、最も重要かつ最初に理解しなければならないのが、その使用目的に応じた分類と使い分けです。この基本を誤ると、作物を枯らしてしまうといった深刻な被害につながる可能性があります。

除草剤は、まず使用できる場所によって「農耕地用」と「非農耕地用」の二つに厳密に分類されます。

  1. 農耕地用除草剤:畑、田んぼ、果樹園など、作物を栽培する場所で使用が許可されているタイプです。これらの除草剤は、散布後に土壌中で比較的速やかに分解され、残効性が低く設計されているため、作物の安全性や土壌環境への影響が考慮されています。農家である私も、自分の畑で作物を安心して育てるために、この分類を厳守しています。
  2. 非農耕地用除草剤:庭、駐車場、道路、空き地など、作物を栽培しない場所専用です。土壌への残留性が高く、長期間にわたって雑草の発生を抑制する効果が持続するものが多いのが特徴です。そのため、農耕地やその周辺で安易に使用すると、有効成分が飛散・流出して大切な作物に深刻な被害を与えたり、収穫後の作物から残留農薬が検出されたりするリスクがあるため、絶対に避けなければなりません。

農薬取締法に基づき、農薬として登録された除草剤は「農林水産省」の管理下にあります。安全な使用のためには、農林水産省が提供する「除草剤の販売・使用について」などの情報を確認し、製品に記載された使用方法や注意事項を厳密に守ることが求められます。

次に、除草剤は効果の対象によって「非選択性除草剤」と「選択性除草剤」に分かれます。

  • 非選択性除草剤:薬剤がかかった植物すべてを枯らすタイプです。広範囲の雑草を一掃したい場合や、栽培前の更地の雑草処理に便利です。ただし、作物にかかると確実に被害が出ますので、細心の注意が必要です。グリホサート系やグルホシネート系の除草剤がこれに該当します。
  • 選択性除草剤:特定の雑草だけに効き、特定の作物には影響が出にくいように設計されています。作物を守りながら雑草を枯らしたい、つまり「畑の畝間に生えた雑草だけを枯らしたい」といった場合に適しています。例えば、広葉雑草に効果が高く、ネギや人参の畑に散布しても大きな被害が出にくいロロックス(リニュロン)や、イネ科雑草に選択的に効果を発揮するセレクト乳剤(クレトジム)やナブ乳剤(テブコナゾール)などがあり、効率的に除草を行うことが可能です。

この二つの分類を正しく理解し、目的の場所と雑草の種類に合わせて選ぶことが、除草剤の「最強効果」を引き出すための第一歩となります。

除草剤は何日ぐらいで効く?

効果が現れるまでの日数は製品によって異なります。ラウンドアップマックスロードなどのグリホサート系は、散布翌日から徐々に枯れ始め、完全に枯れるまで数日から数週間かかります。多年生雑草では1ヶ月以上かかる場合もあります。ザクサ液剤は比較的速効性があり、2〜3日で枯れ始め、7〜10日で枯死に至ります。効果の持続も40〜50日程度と長めです。

表:主要な除草剤と効果発現の目安

除草剤名タイプ効果発現特徴
ラウンドアップ系非選択性2〜7日根まで枯らす
耐性雑草には効かない
ザクサ液剤非選択性2〜3日速効性
耐性雑草にも有効
バスタ液剤非選択性2〜4日広範囲で使える
作物登録多数
プリグロックスL非選択性1日即効性
劇物指定
ロロックス選択性広葉用2〜5日広葉雑草に有効
作物影響少
セレクト乳剤・ナブ乳剤選択性イネ科用3〜7日イネ科雑草に有効

除草剤が効かない原因と確認ポイント

「散布したのに枯れない」という悩みは少なくありません。主な原因は以下の通りです。

  • 散布直後に雨が降り、薬剤が流れ落ちた
  • 濃度が薄すぎたり、散布量が不足していた
  • 草刈り直後で葉が少なく、薬剤吸収量が足りなかった
  • 気温が低すぎて効果が発現しにくい
  • 葉が汚れていて薬剤が吸収されなかった
  • 専用ノズルを使っていないために薬剤が正しく付着しなかった
  • 雑草が除草剤に耐性を持ってしまい、従来の薬剤では効きにくくなっていた

地下茎植物や多年生雑草への効果的な対策

ヤブガラシやクズ、スギナ、セイタカアワダチソウといった地下茎を持つ植物や多年生雑草は、地上部を枯らしても地下茎が生き残っているため、簡単に根絶することはできません。これらの雑草に対しては、単に葉を枯らすだけでなく、根までしっかりと枯らす必要があります。

特に、中途半端に枯らしてしまうと、植物が生存のために抵抗力をつけ、より枯れにくくなることがあります。そのため、一度の散布で確実に枯らすことが重要です。

根絶を目指す場合は、年に数回、根まで移行するタイプの除草剤を散布し、複数年かけて対処する必要があります。特に、スギナは地下茎が深く、一度の散布ではなかなか根絶できません。このような雑草には、葉から吸収されて根までしっかりと移行するグリホサート系の除草剤が有効です。私自身もヤブガラシ対策でこの方法を3年間続けたところ、地下茎が弱り、最終的に根絶することに成功しました。時間はかかりますが、正しい方法を根気よく続けることで確実に成果が出る実例です。

なお、除草剤耐性は地域によっても異なるため、ご自身の畑で効果を実感できない場合は、別の除草剤を試してみるのも一つの手です。たとえば、私の畑がある地域では、グリホサート系の除草剤に耐性を持ったオヒシバやオオアレチノギクが増えてきました。そのため、これらの雑草にはグルホシネート系のザクサ液剤を使うことで、高い効果を得ています。

一番よく効く除草剤は何?

一番と言っても一概には決められません。非選択性ではラウンドアップ系やザクサ、バスタが幅広く効きます。速効性ならプリグロックスL(劇物指定)もありますが、取り扱いに注意が必要です。選択性ではイネ科にナブ乳剤やセレクト乳剤、広葉にロロックスが有効です。つまり、場所や雑草の種類によって最強の定義は変わるのです。

除草剤が最強になるための効果を最大化する方法

  • 除草剤をまくタイミングと天候・気温の関係
  • 除草剤の効果を高める方法(展着剤・ノズル・散布方法)
  • 散布後の対応と注意点
  • 完璧な除草剤選びと正しい使い方まとめ

除草剤をまくタイミングと天候・気温の関係

除草剤は葉から吸収されるため、散布直後に雨が降ると効果が落ちます。一般的に6時間以内の雨は影響しますが、雨が心配な場合にはラウンドアップマックスロードやタッチダウン、バスタのように約1時間で定着するタイプがおすすめです。さらに、機能性展着剤のサーファクタント30などを加えることで、薬剤の付着性が高まり、より一層の効果が期待できます。

雨上がりに散布する際は、葉の表面に水滴が残っていると効果が薄れるため注意が必要です。目安として、夏場は3時間ほど、冬場は半日ほど経って表面が乾き始めてから散布すると安心です。時間帯は、葉が濡れていなければ朝でも問題ありません。散布後に日中の葉面温度が上がることで効果が強まりやすいですが、夕方に撒いてもまったく効かないわけではありません。

また、気温が低い時期には注意が必要です。特にグリホサート系は10℃を下回ると効果が弱まり、冬場では1週間経っても枯れない場合があります。そのような場合には、MCPAソーダ塩や2,4-Dアミンを混ぜて補助することで、効果を高めることができます。

除草剤の効果を高める方法(展着剤・ノズル・散布方法)

展着剤を加えることで薬剤が葉に定着しやすくなり、特に水を弾くイネ科雑草に有効です。サーファクタントWKやサーファクタント30が代表例です。また、ノズルの使い分けも重要です。ラウンドアップ専用は泡状で少量散布し、根まで効かせます。バスタ専用は霧状で広範囲に散布します。誤ったノズルを使うと効果が落ちるため注意が必要です。

特によく耳にする事例として、ラウンドアップ用ノズルでバスタを撒くと、薬剤の付き方が不十分になり効果が落ちることがあります。先にラウンドアップで効果が出なかったため後からバスタを購入し、同じノズルをそのまま使っているというケースは実際に私の周りでも頻繁に聞かれるものです。このように、専用ノズルを使い分けることは効果を左右する重要なポイントです

完璧な除草剤選びと正しい使い方まとめ

  • 農耕地用と非農耕地用を必ず区別する
  • 非選択性と選択性を雑草や作物に応じて選ぶ
  • 最強の除草剤は用途と雑草の種類で決まる
  • 効果発現の日数は製品ごとに違うことを理解する
  • 散布条件(雨・気温・葉の状態)を見極める
  • 除草剤が効かない原因は使い方にあることが多い
  • 展着剤を組み合わせることで効果を高められる
  • 地下茎植物は数年継続して散布する
  • ヤブガラシやクズにはザクサが有効
  • ノズルの使い分けで効果を最適化する
  • 非農耕地用を畑近くで使用しない
  • 一発でしっかり効かせることが耐性防止になる
  • 冬場は補助剤を混ぜて効果を高める
  • 正しい知識と工夫で最強の効果を引き出せる
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