草刈機を使用する際、ナイロンコードと刃のどちらを使うべきか迷うことはありませんか?草刈機で使われるナイロンコードは、金属刃とは特徴や使い方が大きく異なります。ナイロンコードにもメリットとデメリットがあり、選び方や長さの目安を知っておくことで作業効率が格段に上がります。また、ワイヤー入りナイロンコードを使うときの注意点や、正しい取り付け方法、交換の手順も理解しておくことが安全につながります。この記事では私自身が農作業で実際に使ってきた体験を交えながら、用途別のおすすめや安全な使い方まで詳しく解説します。
- 草刈機のナイロンコードと金属刃の違いを理解できる
- ナイロンコードのメリットとデメリットがわかる
- 種類や長さの選び方と交換方法を学べる
- 安全に効率よく草刈りを行うポイントを押さえられる
草刈機のナイロンコードの基本情報と金属刃との違い
- 草刈機のナイロンコードと金属刃の違い
- ナイロンコードで草刈りをするメリット
- ナイロンコードで草刈りをするデメリット
- ワイヤー入りナイロンコードの使用上の留意事項
- ナイロンコードを安全に使うための注意点
草刈機のナイロンコードと金属刃の違い
草刈機のナイロンコードは、ナイロン製の柔軟な紐でできており、高速回転させることで草を削り取るように刈る仕組みになっています。これに対して金属刃は、鋭利な刃で草を切断する方式で、切れ味や刈り方に明確な違いがあります。ナイロンコードはその柔らかさから、石やフェンス、庭木などの障害物が多い場所でも安心して使用でき、作業中の反動が少なく、金属刃で発生しやすいキックバック事故のリスクを大幅に減らせるのが大きなメリットです。そのため、初心者や力の弱い方、高齢者でも扱いやすい点が特徴です。
一方で、ナイロンコードは草を切るというより潰すように刈るため、竹や硬い茎の植物、背の高い雑草の処理には向いていません。こうした場合は、鋭利な金属刃の方が効率よく刈ることができ、短時間で作業を終えることが可能です。また、刈り取り後の草の成長速度にも違いが出ます。ナイロンコードで刈ると切り口が複雑になるため、草の再生が遅くなり、雑草管理の手間を減らせる利点もあります。
このように、草刈機を使う際は作業場所や草の種類、周囲の環境を考慮して、ナイロンコードと金属刃を適切に使い分けることが重要です。それぞれの特性を理解し、状況に応じた刃やナイロンコードの選択を行うことで、安全かつ効率的に草刈作業を進めることができます。
ナイロンコードで草刈りをするメリット
ナイロンコードの最大のメリットは、その安全性と汎用性の高さにあります。金属刃に比べてキックバックがほとんど発生しないため、塀や石垣、フェンスといった障害物が多い場所でも安心して作業ができます。また、ナイロンコードで草を刈ると、草が細かく粉砕されるため、刈り取った後の草を集める「集草作業」が格段に楽になります。
特に、農家の目線からお伝えすると、ナイロンコードは小石などが飛散しやすいというデメリットがありますが、草を粉砕する特性上、後片付けの手間が減るという利点は作業効率に直結する大きなメリットです。また、スパイラル型などの静音性に配慮したモデルもあり、住宅街での作業にも適している点も大きな強みと言えます。
ナイロンコードで草刈りをするデメリット
ナイロンコードには多くの利点がありますが、デメリットも存在します。最も顕著なのは、硬い草や太い雑草、竹などには向いていないことです。このような場所で無理に使うと、効率が著しく低下し、作業時間が大幅に増えてしまいます。また、コードが高速回転することによる空気抵抗が大きく、機械に負荷がかかりやすくなります。
私自身、バッテリー式の刈払機で硬い草をナイロンコードで刈ろうとした際、パワー不足を感じた経験があります。エンジン式に比べるとバッテリー式のパワーは一段階低いため、メーカー専用の軽いコードを使うなど、機械への負荷を考慮したコード選びが重要になります。さらに、高速回転によって小石などが広範囲に飛散するため、周囲に通行人がいないか、建物や車がないかなど、細心の注意を払う必要があります。
ワイヤー入りナイロンコードの使用上の留意事項
ワイヤー入りのナイロンコードは、通常のナイロンコードに比べて耐久性が高く、硬い雑草や障害物の多い場所での使用に適しているように思われがちです。しかし、実際に使用する際にはいくつかの重要な点を理解しておく必要があります。まず、ワイヤーが内部に組み込まれていることでコード自体の重量が増します。この追加重量は草刈機のモーターや刈刃部分にかかる負荷を大きくし、長時間の使用や連続運転では機械の故障や部品摩耗のリスクを高めることになります。特に小型の草刈機や排気量の低い機種では、想定以上の負荷がかかりやすく注意が必要です。
また、万が一ワイヤーが使用中に切れてしまった場合、その破片は高速で飛散し、周囲の人や建物、動物に重大な被害を及ぼす可能性があります。通常のナイロンコードは柔らかく、飛散しても比較的安全ですが、ワイヤー入りになると安全性の面でリスクが増すことを理解しておく必要があります。作業中は必ず周囲に人や動物がいないことを確認し、保護具を着用することが推奨されます。
さらに、ワイヤー入りナイロンコードは扱い方によって切れやすくなる場合もあります。コードの巻き方や取り付け方向、回転速度を誤ると、コード内部のワイヤーに負荷が集中し、破損や飛散の原因になります。使用する際は取扱説明書をよく読み、指定された機種や回転数に合わせて適切に装着することが重要です。
このように、ワイヤー入りナイロンコードは耐久性や切れ味の面でメリットがある一方、重量増による機械への負荷や破片飛散などのリスクを伴います。使用する際には、機械の性能や作業環境を考慮し、通常のナイロンコードと同じ感覚で扱わないことが安全で効率的な作業につながります。
ナイロンコードを安全に使うための注意点
ナイロンコードを使用する際は、まず安全対策を徹底することが何よりも重要です。作業前に必ず保護メガネを着用し、飛散防止カバーが正しく取り付けられているか確認してください。小石などが飛散するため、周囲に通行人や建物がないか、特に注意を払いましょう。
効率的な刈り方のコツとしては、コードを地面から少し浮かせて使用することです。地面に押し付けると、コードの消耗が早まり、機械に負荷がかかります。また、コードの先端部分で草を払うように刈ると、最も効率よく作業できます。背の高い草を刈る場合は、まず上部を刈り払い、その後下部を刈る二段階刈りを実践するとスムーズです。
草刈機のナイロンコードを選ぶ・使う・交換するために

- ナイロンコードの種類と選び方
- ナイロンコードの適切な長さと太さの目安
- 用途別おすすめのナイロンコード
- ナイロンコードの正しい取り付け方と交換方法
- まとめ:最適なコードを選んで草刈機を効率的に使う方法
ナイロンコードの種類と選び方
ナイロンコードには丸型、四角型、スパイラル型など形状の違いがあります。丸型は耐久性があり、四角型やスパイラル型は切れ味が良いのが特徴です。用途に応じて選ぶことが重要です。一般的な家庭用では丸型が扱いやすく、雑草が硬い場所では四角型やスパイラル型が向いています。
ナイロンコードは形状によって特性が大きく異なります。以下に主なタイプと、選び方のポイントをまとめました。
ナイロンコードタイプ別比較表
| 形状 | 特徴 | 切れ味 | 静音性 | 耐久性 | 適した用途 |
| 丸型 | 汎用性が高く、扱いやすい | 標準 | 〇 | 〇 | 柔らかい草、初心者向け |
| 四角型 | 断面が鋭利で草へのダメージが大きい | ◎ | △ | 〇 | 密集した草、硬い草 |
| スパイラル型 | 空気抵抗が少なく、静音性が高い | 〇 | ◎ | 〇 | 住宅街、静かな場所 |
ナイロンコードの適切な長さと太さの目安
ナイロンコードは、長ければ長いほど効率的に刈れると思いがちですが、これは間違いです。コードが長すぎると、その分遠心力が増し、機械に大きな負荷がかかってしまいます。これにより、モーターやエンジンの寿命を縮める原因になりかねません。
刈払機の排気量に応じた適正な太さを選ぶことが重要です。一般的に「排気量の10分の1」が適正な太さの目安とされています。例えば20ccの機種なら2mm前後が適しています。太すぎるとエンジンに負荷がかかり故障の原因になります。また、コードの出代は、ナイロンカッターの側面から10〜15cm程度が最もバランスが良く、効率的だと感じています。
用途別おすすめのナイロンコード
庭や住宅周りでよく見かける柔らかい草を刈る場合には、扱いやすく摩耗にも強い丸型のナイロンコードが最適です。丸型は切れ味はやや控えめですが、草刈機への負担が少なく、飛び石や障害物への衝撃も和らげやすいため、安全性が高く初心者にも扱いやすいのが特徴です。
一方で、畑や空き地に生えている茎の太い雑草や硬めの雑草には、角のある四角型やねじれのあるスパイラル型がおすすめです。これらは切断力が強いため、効率的に雑草を刈り取ることができ、広い面積を短時間で処理したいときにも便利です。さらに、スパイラル型はコードが回転する際の空気抵抗を抑えるため、騒音が少なく静かな作業が可能という利点もあります。
庭木や塀、フェンス、石などの障害物が多い場所では、耐久性を重視することが重要です。摩耗に強く、切れにくい丸型が最も安定して使用できます。特にコンクリートやブロック塀に接する部分では、耐久性のある丸型を選ぶことで交換頻度を減らし、コストパフォーマンスを高められます。
また、家庭菜園の畝周りや畑の通路など、きれいに仕上げたい場所では四角型を選ぶと効率的で、刈り跡も整いやすくおすすめです。
さらに特殊なタイプとして、星型やギザギザ型のナイロンコードも存在します。これらは切れ味が非常に鋭く、特に丈夫な雑草や密集した草を処理する際に効果を発揮します。ただし、障害物に当たると摩耗が早い点には注意が必要です。
加えて、ナイロンコードの太さも用途選びの重要なポイントです。一般的には1.6mmから2.0mm程度の細めのコードは家庭用に向いており、軽量で扱いやすく、柔らかい草に適しています。対して、2.4mmから3.0mmの太めのコードはプロ仕様や広い空き地などでの使用に適し、耐久性と切断力に優れています。
私が実際に使用してきたものの中で特におすすめなのは、プロ仕様として信頼性が高いのはハスクバーナで、切れ味や耐久性の面で非常に優れており、安心して長時間作業ができます。ただし、価格はやや高めなので、本格的に使いたい人向けです。対して、セフティー3はホームセンターでも入手しやすく、コストパフォーマンスに優れたブランドです。家庭用でコスパを重視したい方には特におすすめです。
ナイロンコードの正しい取り付け方と交換方法
ナイロンコードの交換は、作業の安全を確保するために非常に重要な手順です。まず、作業を始める前に、必ず刈払機のエンジンを止め、プラグを外すなどして電源を遮断してください。
コードの交換方法は、主に「自動式」「手動式」「付け替え式」の3タイプに分かれます。自動式は底面のボタンを押すとコードが出てきますが、農家としては手動式が壊れにくく、コードの無駄が少ないのでおすすめです。
コードを交換する際は、ナイロンカッターの回転方向に注意します。多くの機種は時計回りに回転するため、コードは反時計回りに巻きます。巻き付けたら両端を10〜20cm出し、ユニットを本体に装着すれば完了です。
付け替え式の場合、先端が欠けた際には両方のコードの長さを揃える必要があります。片方だけが短いと、遠心力のバランスが偏り、機械に余計な負荷がかかってしまいます。付け替え式を導入する際は、欠けたらすぐに交換する習慣をつけましょう。
まとめ:最適なコードを選んで草刈機を効率的に使う方法
- ナイロンコードは叩き切る、金属刃は切断する原理に違いがある
- ナイロンコードは障害物が多い場所での安全性と効率性に優れる
- 硬い草や太い茎には不向きで空気抵抗が大きく機械に負荷がかかる
- ナイロンコードは安全性が高く初心者や高齢者にも適する
- 草をちぎるように刈るため再生が遅いメリットがある
- 竹や木など硬い植物には不向きである
- 使う場所によって種類を使い分ける必要がある
- 丸型は耐久性、四角型やスパイラル型は切れ味が強み
- コードの長さは片側10〜20cm程度が適正
- エンジン排気量に応じた太さを選ぶことが重要
- 取り付けは回転方向を確認して行う
- 作業時には保護具を必ず着用する
- ワイヤー入りナイロンコードは飛散リスクに注意が必要
- 定期的な点検と交換が事故防止につながる
- 自分の作業環境に合うナイロンコードを選ぶことが効率化の鍵


